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「集客したい」をWeb制作の要件へ変える質問

マーケティング

「集客したい」と言われたら、集めたい相手と、
その人に取ってほしい行動を確かめます。アクセスを増やす話と、
サイトで相談しやすくする話を分けると、必要な制作を整理できます。

問い合わせフォームを目立たせればよいのか。記事を増やせばよいのか。
「集客」という一語から、制作者が施策を決めると話が飛びます。

アクセスが少ないのか、訪問後の説明が不足しているのかで、
確認するものが違うからです。

人数より前に、相手と行動を決める

問い合わせは増えれば何でもよい、とは限りません。

対応地域の外からの相談や、
提供していないサービスの依頼が増えても、対応の負担が大きくなります。
欲しい相談の内容まで共有して、初めて掲載情報の不足を検討できます。

決めつける前に、一度確かめます。

制作場面でどう考えるか

架空の法人向け研修会社で考えます。

「集客したい」の中身が、新入社員研修を検討する人事担当者からの相談なら、
対象人数、実施形式、相談から実施までの流れが判断材料になります。

個人向けの学習記事を増やす案とは、届ける相手もページの役割も違います。
アクセス数だけを制作目標にしない理由はここです。

次の打ち合わせで使える質問

– 誰から、どのサービスについて相談してほしいですか?
– 今は、どこから知ってもらい、どのページを見てもらっていますか?
– 相談前に確認してほしい条件は何ですか?

質問の答えがすぐ出ない場合は、分からないまま確定させず、確認先を決めます。
回答そのものと、こちらの解釈を分けて記録しておくと、
構成や依頼書へ反映するときに確かめ直せます。

確認したことを制作へつなげる

1. 希望する相談を「誰が・何について・どう連絡する」の一文にする。
2. 流入が足りないのか、訪問後の情報に不足があるのか、確認できるデータを分ける。
3. 今回の制作範囲と、広告・営業など別途検討する施策を一覧にして合意する。

手元へ残すメモ

| 整理する項目 | 残しておく内容 |
| 届けたい相手 | 現在、検討してほしい顧客の状況 |
| 望む行動 | どのサービスについて相談してほしいか |
| 制作の範囲 | 今回扱う情報と、別に検討する施策 |

アクセスの現状が分からないまま、
「このページで問い合わせが増えます」と約束しないでください。

制作で用意する内容と、その効果を確かめる方法は分けて説明します。
正直、できることの境界が曖昧な提案ほど、公開後に認識がずれやすいです。

共有するときの文例

以下は説明用の架空の文例です。
実際の条件や、あなたが確認した内容へ置き換えて使ってください。

> 今回増やしたいのは、提供中のサービスを検討している方からの相談だと
 理解しています。まず、対象者と対応条件をページ内で確認できる案を作ります。
 流入の現状については、確認できるデータを共有いただいてから整理したいです。
 広告や営業施策については、今回のページ制作とは分けて検討し、対応範囲を
 確認させてください。

検討のための仮の案なら、その旨も添えます。
まだ確認していないことを、相手が確定事項として受け取らないかを読み返してください。

よくある質問

数字が取得できていない場合、提案できませんか?

提案はできます。
今ある問い合わせや営業時の質問を確認し、未計測の部分は未計測として、
確認方法を含めて提案します。

次の一手

「集客したい」を聞いたら、すぐに施策を返す前に「どんな相手から、
どんな相談が欲しいですか?」と聞いてみてください。

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