News
Web制作の進行管理とは?「原稿待ち」で止まらないための決め方
デザインの提出日は決まっている。
でも、原稿が届かない。
自分の作業は進めたいのに、どこまで仮で作ってよいか分からない。
この状態を減らすには、公開日だけでなく、作業のつながりを共有します。
Web制作の進行管理は、必要な作業、担当者、期限、完了条件をそろえ、
遅れや変更が出たときに進め方を調整する仕事です。
催促の回数を増やすことだけではありません。
この記事では、架空の料理教室サイトを使って整理します。
「原稿待ち」を一つの作業にしない
「原稿をお願いします」と伝えただけでは、
何をどの状態で渡せばよいかが分かりません。
体験レッスンページなら、必要なのは紹介文だけではないはずです。
内容、対象者、持ち物、所要時間、日程など、掲載する情報を分けて確認します。
実際の項目はサイトの目的と構成に合わせて決めてください。
次に、原稿が画面へ入るまでを分解します。
1. 制作側が必要な項目を整理して依頼する
2. 教室側が原稿を用意する
3. 内容を確認できる担当者が事実を確認する
4. 制作側が画面に反映する
5. 教室側が掲載状態を確認する
「原稿作成」と「原稿確認」は別の作業です。
ここを分けると、原稿を書き終えていても確認待ちで止まることや、
画面への反映後にも確認期間が必要なことが見えてきます。
担当・期限・完了条件を決める
担当者の欄に「お客様」とだけ書くと、誰へ確認すればよいか分かりません。
可能な範囲で、作業する人と承認する人を区別します。
期限も同じです。
「デザイン着手までに」ではなく、関係者が確認できる日付を合意します。
以下は記入例です。実際の日付は、案件の作業量と対応可能日から決めます。
作業
担当
期限の決め方
完了条件
原稿項目の整理
制作担当
原稿依頼の前
必要項目と確認先が分かる
体験内容の原稿作成
教室の原稿担当
内容確認の時間を残す
指定した項目が記入されている
原稿の内容確認
教室の承認担当
デザイン反映の前
不明点が解消され、掲載許可が出ている
画面への反映
制作担当
画面確認の時間を残す
承認済みの内容が反映されている
正直、最初から完璧な表を作る必要はありません。
「誰が」「いつまでに」「どうなれば終わりか」が読めるだけでも、
確認しやすくなります。
仮原稿で進めるなら、仮の範囲と差し替え時の扱いも決めます。
後から原稿量が大きく変わると、レイアウトや実装の調整が必要になるからです。
WBSとガントチャートは、何が違う?
WBSは、必要な成果物や作業を分解して整理するものです。
ガントチャートは、
それらをいつ行うか、期間や重なりを時間軸で見られる形にしたものです。
先に作業を出します。
そのあとで、原稿確認が終わらないと反映できない、といった順序関係を整理し、
担当者の空き状況や確認期間を踏まえて日程へ置きます。
カレンダーに色を塗るだけでは、作業の抜けや確認待ちは見つけにくいままです。
たとえば、教室側の確認担当が週の後半しか対応できないなら、提出日だけでなく、
確認結果が戻る日も見込む必要があります。制作側の作業日数だけを足しても、
公開予定は立てられません。
WBSとガントチャートを一つの表で管理しても構いません。道具の名前より、
抜けと順序と期限が分かることを優先しましょう。
遅れが分かったときの伝え方
原稿が予定日に届かないとき、「早くください」と繰り返すだけでは、
判断に必要な情報が足りません。
まず、届いていない項目と、影響する作業を確認します。そのうえで、
次のように共有します。
> 体験内容の原稿が未確定のため、この部分のデザイン確認へ進めない状態です。
> 承認済みの教室紹介は先に進められます。
> 残りの原稿をいつ確定できるか確認したうえで、公開日を維持するために範囲を調整するか、
公開日を変更するかをご相談したいです。
これは連絡の型であり、どちらの案も無条件で選べるとは限りません。
公開に必要な情報を省いてよいか、ほかの担当者へ負担が集中しないか、
クライアントと確認して決めます。
遅れが出たら、表の日付だけを書き換えて終わりにしないこと。
決めた変更と関係者への共有までが進行管理です。
よくある質問
一人で制作する案件にも進行管理は必要ですか?
必要です。
制作担当が一人でも、原稿を出す人、内容を確認する人、公開を承認する人が関わります。
相手の作業と自分の作業の接点を整理します。
高機能なツールを使うべきですか?
最初は関係者が見られる表でも始められます。
担当・期限・完了条件を更新し、関係者が確認する運用を決める方が先です。
制作だけでなく、進め方も学びたい方へ
今の案件で止まっている作業を一つ選び、担当・期限・完了条件を書き出してみてください。
誰へ何を確認すればよいかが具体的になります。
制作の前後を含めて学びたい方へ、ディレティーでは無料セミナー動画を公開しています。
動画ページから、LINEで講座説明動画を受け取る方法も確認できます。
無料セミナー動画:https://diretea.jp/web-marketing-seminar/