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ソフトバンクでPMをして気づいた「炎上する案件には、ある共通点がありました。」という話
「この案件、ちょっと嫌な予感がします。」
プロジェクトマネージャーをしていると、
経験を積むほど直感が働くようになります。
そして不思議なことに、その予感は高い確率で当たります。
では、何を見てそう感じるのでしょうか。
実は、技術力ではありません。
予算でもありません。
人数でもありません。
私が一番気にしていたのは、
「認識が揃っているかどうか」でした。
「言ったつもり」が一番危ない
ソフトバンクでPMをしていた頃、
炎上した案件を振り返る機会が何度もありました。
そのたびに思ったのは、「もっと技術力があれば防げた」
ではありませんでした。
原因の多くは、
・お客様は理解していると思っていた
・制作側も分かっていると思っていた
・役割分担が曖昧だった
・完成イメージが人によって違っていた
そんな「思い込み」の積み重ねだったのです。
技術より難しい仕事
プログラムは修正できます。
デザインも作り直せます。
でも、一度崩れた信頼を取り戻すのは簡単ではありません。
だから私は、
案件が始まる前に時間をかけて確認することを大切にしてきました。
「ここまで確認する必要がありますか?」と言われることもありました。
でも、
その30分が、後から30時間を救うことを何度も経験してきました。
それは、
独立してWebディレクターになってからも、この考え方は変わりません。
制作より先に、
・目的を共有する
・ゴールを言葉にする
・誰が何を担当するかを決める
この時間を大切にしています。
実際、順調に進む案件ほど、制作前の会話が多いものです。
AI時代でも変わらないこと
AIは文章を書いてくれます。
画像も作ってくれます。
コードも書いてくれます。
でも、「この方向性で合っていますか?」という確認は、
人同士でしかできません。
だから私は、AIが進化するほど、人とのコミュニケーションの
価値は高まると考えています。
最後に
20年以上プロジェクトに携わってきて、
1つだけ確信していることがあります。
炎上する案件は、突然炎上するわけではありません。
小さな認識のズレを、そのままにした結果です。
だからこそ、「確認する」という一見地味な行動が、
実は一番大きな成果につながります。
私はこれからも、
この当たり前を大切にしながら仕事を続けていきたいと思います。
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